この前、井戸水でメダカを飼っているスタッフのお話をしましたが、今回は彼から聞いた「おたまじゃくしのお話」です。聞いてください。
動物好きの彼は時々、道路にいるカエルを見つけてきては、車にひかれないように連れてきて自宅の庭に放すんだって。
(現在何と8匹目!!)
数ヶ月前、彼は近くの公園の道で今度は歩いている亀を見つけ、同じように庭に放したんだヨ。
そして亀とカエルが喜ぶと思って、庭に瀬戸物の瓶を埋めて、中に井戸水を入れて現在も池代わりにしいるそうです。
この前、彼が瓶に新しい井戸水を入れながら何気なく中をのぞくと、なんと40センチ位の長さのゼリー状のチューブに入った沢山のカエルの卵を発見しました。
びっくりした彼は
「庭に埋めた瓶に卵を入れておくと、おたまじゃくしになる→カエルになる→瓶の縁づたいに庭にたくさんのカエルが歩き始める→収集がつかなくなる!!」
と考え、瓶にアレンジを加えました。
彼は瓶の縁が地面より高い位置になるように、今度は地面の上に置いてある別の瀬戸物の入れ物に井戸水を入れて中に卵を移したそうです。そして「カエルになったら何回かに分けて田舎にある実家の畑の水辺に運んで放そう」と考えているみたいです。
とうとう卵からたくさんのおたまじゃくしが孵りました。
水面が黒く動く光景は彼をビックリさせたようです。
彼はおたまじゃくしがカエルになった時も溺れず休めるように、炭やゴルフの練習用マットを小さく切ったものを水に浮かべて、水を換えたり餌のミジンコをあげながら観察を続けているんだよ。
彼の頭の中は今、おたまじゃくしがカエルになった時に田舎へ運ぶ数個のポリバケツの用意で一杯に違いありません。
「生き物を飼うのは大変ダナー」とJOYは思いました。
そこにタイミングよく駄洒落好きのウッチャンが入ってきました。 (ウッチャン) JOY、この前、渋谷のバー「コレオス(郵便局の意味)」の大泉マスター(局長)から聞いて僕流にアレンジした「カエル」の話があるんだ。聞きたいかい?
(JOY) カエルのお話。ワー聞きたいナ!
(ウッチャン) ある男がおたまじゃくしを飼っていました。彼はこのおたまじゃくしをとても気に入っていて、成人したら(カエルになったら)、お祝いに一緒にお酒を飲むことを毎日楽しみにしていました。
(JOY) カエルとお酒を飲むのか、変わっているナー。
(ウッチャン) ついにおたまじゃくしがカエルになりました。
彼はカエルに向かって
「成人、おめでとう。記念に一緒に乾杯しよう」
と言ってカエルにお酒を勧めました。
ところがカエルは
「実は僕はお酒が飲めないんだヨ!」
と悲しそうに言いました。
男は「ほんの少し位ならいいだろう」と勧めると、カエルは目に一杯涙を浮かべながら一声鳴きました。
「ゲコッ(下戸)!!」
(JOY) 「・・・・・・」
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