肌寒い雨のうっとうしい昼下がり。
スタッフ達が色々な具の入ったクロワッサン・サンドウィッチを楽しみながら何か会話に夢中になっています。
内容は「サザン・桑田佳祐・エトセトラ」だって、面白そうなのでボクもソッと仲間に入っちゃうよ。
JOYママ
「ねーねー8月のサザンオールスターズ『デビュー30周年記念ライブ』には4日間で30万人以上のファンが日産スタジアムに集まったみたいね。しめくくりのアンコールで桑田さんは『サザンとしてはしばしのお別れです。30年分の愛をありがとう』と事実上の休業宣言をしたというけど。
ドウナノカナー」
仲さん
「確か『自信を持って新曲を聞かせられるようになったら、また戻って来るからね』
と言ったらしいわ。音楽をやめる訳ではないわね。『数年間の充電期間』かしら?」
JOYママ
「サザンで好きな曲と言えば皆は何がある?」
仲さん
「サザンといえば、『いとしのエリー』かなぁ」
UI
「『愛の言霊』でしょうか?サザンを知ったのがこの曲だった記憶が…
歌詞が聞き取れなくて、変な歌い方で印象に残りました♪」
haru
「そうだなぁー『TSUNAMI』とか?サザンの曲って良く流れてますよね〜。きくりん知ってる?」
きくりん
「もちろん知ってるわよ〜!!息子が好きで車に乗るとよく流れてるもん」
たいちゃん
「車で聞くと海に行きたくなるよね。『波乗りジョニー』とか聞くと特に。
まぁー波には乗れないんだけどね」
ビーバー氏
「サザンのデビューは小学校6年生の時。強烈だった!
デビュー曲『勝手にシンドバット』をあの早口で歌える人はクラスで人気者だったよ。
好きな曲は『希望の轍』と『真夏の果実』」
JOYママ
「私は、デビュー当時からの大ファン!宝塚のレビューで『みんなのうた』と『OH!クラウディア』を聴けた時は大感激したわ〜!みんなは桑田佳祐に対してどんな印象を持ってるの?」
UI
「いつ観てもよく分からない人という印象です」
仲さん
「印象は、真夏の海!」
きくりん
「歳をとったな〜って思うわ。(笑)」
haru
「30年も第一線で活躍するってスゴイな〜って思います!しかも人を魅了し続けて る!」
たいちゃん
「実は曲を聞くばっかしで、あまり本人のトークを聞いたことないんだけど・・・ アロハって感じかなぁ」
ビーバー氏
「少年の心を持ち続けてるって感じだね。
歳は私よりもずっとオジサンなのに…この差はなんなんだ!」
そこにタイミングよく昼食帰りの駄洒落好きのウッチャンがブツブツ独り言をいいながら入ってきました。
ウッチャン
「今日の韓国風焼肉ランチは良かったな。タレが少し甘いかなーと感じたけど、食べた後でそれとなく辛さが残る、後を引く感じがいいね。硬くもなく柔らかくもないと言うか・・・軽く歯ごたえのある焼肉にからんだコンビネーションも絶妙だったネ。口直しに貰ったハッカ飴で口の中も爽やかになったし(ブツブツ)・・・・・。
あれ、みんな。今回はサザンと桑田佳祐(以後敬称略)の話か。面白そうだネ」
JOY
「ウッチャンは何かサザンか桑田さんのことを知っている?」
ウッチャン
「そうだね・・・。サザンというよりもボクはむしろ桑田佳祐自身に興味があるんだ。 彼はショーマンシップが旺盛なタイプで、かなりきわどいセリフを言ったり、舞台の上でもノリノリの感じで飛んだりはねたり横になったりタフに暴れまわるんだ。花火や煙も多用して、最近は特に観客に向けて放水する水の量も半端じゃないんだ」
JOY
「へー。ふざけんぼでエネルギッシュな人だね」
ウッチャン
「ふざけんぼな反面、彼は思ったことをすぐに、迷い無く実行に移せるタイプだと思うよ。ノリの軽さからも感じるんだけど、彼は日常目にするものをすぐに詩や曲に結びつけられる、鋭い感性と頭の回転の早さも持ち合わせているらしいな」
JOY
「ウッチャンの話からすると何か『ビートたけし』に似ているね」
ウッチャン
「まったくその通りなんだ。コメディックで、おまけに『しゃべり方の速さ』や『エッチネタ』が良く出てくるところも二人の共通点かな」
JOY
「ウッチャン!!桑田さんの曲について何か教えてよ!!」
ウッチャン
「シンガーソングライターである彼が作った曲は数えたことは無いけど、軽く200曲はあると思うよ。『エッチ風なおふざけ』から『純愛』『人生の哀歌』まで様々なジャンルの曲があるんだ。 特に歌詞の部分に色々なモノ(カレー、キューポラ、化粧台、頬紅<<ほおべに>>、コネ、ドン底、タバコのポイ捨て、携帯電話、泡盛、税金、団子、ラーメン、カラアゲ、色ぼけ、ビニール繊維・・・等)が上手に使われているから面白いね。それだけジャンルが広く、多くの曲を作っている証明かも知れないネ」
JOY
「洗濯機とかお地蔵様、チャンチャンコなんかも歌詞に加えて曲に出来ちゃうのか なー?」
ウッチャン
「確かにそういった柔軟な観察力と器用さを持っているね。彼の曲は『海』『太陽』『愛』『空』といった夏の湘南サウンズの明るく色鮮やかなイメージが強いね。JOY!!でもボクは逆に地味な白黒写真のような『光と影』あるいは『白・黒・グレー』の淡色を基本とした、静かなモノトーン風の作品に興味があるんだよ。彼がシングルで出した『東京』『夏の日の少年』やサザンでの『FRIENDS』はそういう意味では興味のある曲だね。一見、太陽のような『明るい系』の桑田佳祐の見えにくい部分、極めて真剣で真面目な部分(老い、大事なものを失うつらさ、生と死・・・等を真剣に考える姿)をフと感じる気がするんだ」
JOY
「へー。桑田さんには真面目な一面もあるんだね。意外と照れ屋さんなんだよ。ウ ッチャン!!それではナゾナゾだけど・・・サザンの休業には実はワケがあるんだ。わかる?」
ウッチャン
「JOYひょっとして・・・算数の問題かな。3×3=9(『サザン』が『休』)が答えじゃないの?」
JOY
「なんだ!!分かっちゃったのか。つまらないな。そういえばウッチャンはサザンの休業期間はどの位続くと思う?早くカムバックして欲しいけどネ」
ウッチャン
「桑田佳祐という天才が充電を完了するまでだから・・・3〜4年は短いと思うし・・・。『デビュー30年』という年月を参考に考えると、やはり7〜8年はかかりそうだね」
JOY
「7〜8年か、思ったより長いね。何か理由はあるの?」
ウッチャン
「単純に計算しても30年の1/4と考えて7〜8年だね」
JOY
「ネーネー、その1/4の根拠は何なの?」
ウッチャン
「何故って、QUARTER(桑田)だからさ」
JOY&スタッフ「・・・・・・」
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